肩書きに○○○はつけない方が良いと思う


最近はめっきり減りましたが、一昔前はちょくちょくFX関連のセミナーにゲスト講師的な感じで講演をしに行く事がありました。
  
そしてセミナー後の懇親会で名刺を頂く事が多かったのですが、たまに「初心者トレーダー」とか「見習いトレーダー」といった肩書きを名刺に書かれているのを見かけました。
  
  
ただ、その人が初心者レベルかどうかは自分が決める事ではないと私は思っていました。
  
私自身、FXはそれなりのキャリアを積んできましたが、仮想通貨や株で言えばまだまだ初心者だと自分では思っています。
  
しかし、私のFXの事を知っている人からすれば、私の事を初心者トレーダーとは思わないでしょう。
  
ただ私の事を知らない株トレーダーや仮想通貨トレーダーの人から見れば、初心者トレーダーとも見て取れるわけです。
  
  
そして注意が必要なのは、こうした話になると「初心者って書くと、本当に初心者になるから、プロとかベテランと書いた方が良いよ」と言う人も出てくるのですが、そういった考え方も私は控えた方が良いかなと思っています。
  
理由は先程と同じで、それを評価するのは自分ではなく他人だからです。
  
確かに自分で「プロだ」と言う事によって、本当にプロの方向に向かう側面はあるのですが、多くの場合はプロになった気分になっているだけという人が多かったりします。
  
そしてそのようなプロ気分に浸っていると、本当のプロに出会う事ができた時に、「自分はプロだ」と思い込んで、その貴重な意見を素直に受け取らずに自分の低レベルな話を本当のプロに話すだけで終わってしまう、といった滑稽な図になりかねないのです。
  
実際、特に速読関連やトレード関連の分野では、私がそれなりの結果を出してきた事を伏せて話を進めると、かなりの確率でこうした「俺の方がプロだ」、「私の方が知ってる」マインドの人にお会いする事ができます^^;
  
  
なのでまずは、自分で肩書きに形容詞をつけようとしないようにする事をお勧めします。
  
言い換えると、例えば半年に1回しかトレードしないけど、「自分はトレーダーだ」と言う事や、アクセス数やフォロワー数は全然ないけれど「私はブロガーだ」と言う事は、形容詞をつけていないので全く問題ないという事でもあります。
  
半年に1回のトレードで大きな収益を上げて、それ以外の時は相場から離れられるとしたら、それはそれでハイレベルなトレーダーだと私は思いますし、アクセス数やフォロワー数が全然なくても、きちんとマネタイズできる(みんながお金を払ってでも支援したいと思ってくれる)環境があるならば、本当の意味でプロのブロガーなのではないかと思いますので。



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ABOUTこの記事をかいた人

角田 和将(Tsunoda Kazumasa)

速読コーチ/ビジネス書著者/認定テクニカルアナリスト(CFTe®)

著書に6ヶ月で10万部を超えるベストセラーとなった「1日が27時間になる!速読ドリル(総合法令出版)」をはじめ、『速読日本一が教える すごい読書術』(ダイヤモンド社)、『出口から考えるFX』(パンローリング)などがある。著者累計は15冊で33万部超え。