新刊『1日10分速読で英単語ドリル』発売!

本日新刊『1日10分速読で英単語ドリル』が発売になりました!

今回は初の英語分野での出版となります。

ただ「なぜ英語?」という疑問はあるかな…と思いましたので、今日は出版に至った経緯や、本書がどういった考えで制作されたのか等についてまとめておきたいと思います。

(1日10分速読で英単語ドリル)
https://www.amazon.co.jp/dp/4815606536
  
  

出版経緯

  
今回の出版のオファーをいただいたのは昨年の11月でした。既に顔なじみとなっている編集者さんが、今回出版させていただいたソフトバンククリエイティブの編集者さんと繋いでくださったことがキッカケでした。

新分野での活動に興味があったので「やりたい」と思い、話を進めていくことにしました。
  
  
しかし、英語はニュース記事や論文を読んだり、プログラムで想定通りに動かないときに海外のコミュニティ(掲示板)などを調べるときに使う等、英語を「読む」ことに関しては日頃やっていたので不安はなかったのですが、それ以外まったくといっていいほど英語を使う機会はなく、正直私自身に英語分野での実績が何かあるわけではないので、「どうなんだろう…?」と思うところがありました。

そんな思いを持ちながらも、話を進めていく中で「英単語の勉強法ってどうやっていますか?」という話題になりました。確かに言われてみると、私自身、英単語の学習方法で言われたのは「ひたすら書いて、体で覚えろ」という、根性論のようなやり方でしたし、学校の授業などを振り返っても英単語は「覚えろ」の一言で片づけられていました。

ただ、速読をする上で必要不可欠となる語彙力の高め方を知っている現状で、英単語の学習方法を改めて考えてみると、確かに「書いて覚えろ」は小中学生であれば一理あるものの、それ以上の大人にとっては非効率でしかありません。逆に、速読メソッドや理論を応用した語彙力の高め方を英単語習得に活用すれば、とても効率的に学べるという確信もあったため、「英単語を最速で習得する勉強法」というテーマで出版する方向で決まりました。
  
  
とはいっても、私自身は別に英語分野のエキスパートではないことも事実です。その点については、編集者さんから「あくまでも知りたいのは英語そのものではなく、英単語の勉強法(語彙力の高め方)であって、題材が英単語になっているだけなので」と言われたことで不安は和らいだものの、やはり不安を解消するまでには至らなかったので、英語のエキスパートを監修者に必ず入れることを前提として受けることとしました。

結果的に監修は、オリンピックや大統領の通訳、翻訳など、申し分ない経歴をお持ちのエキスパートである牧野智一先生に入っていただけることになりました。おかげさまで想像をはるかに超える、最高の一冊に仕上がったと確信を持っています!
  
  

英単語数を限界突破レベルで絞り抜いた経緯

  
1日10分速読で英単語ドリル』の概要については、Amazonページの「出版社より」の欄のところを見ていただければ、大枠はイメージいただけるのではないかと思います。

特に今回、実際に習得していただく英単語の選定にあたっては、牧野先生からの全面的な監修をいただくことができました。

今回の本は「英単語の習得方法」を実践的に体感していただくことが前提となっているため、個人的にはできる限り英単語数は減らす方向にしていき、精神的なハードルをなるべく下げたいと考えておりました。
  
  
結果、基本となる英単語が500語、プラスαで500語の合計1000語まで絞り込んで掲載しましたが、これは一般的な英単語本と比べると、少ない印象を受ける方もいらっしゃるようです。

しかしこの点については、監修の牧野先生もおっしゃられていたのですが、「では何語覚えれば十分だと言えるのでしょうか?」を考えてみてください。

確かに英語の専門家を目指すのであれば、「一般の人だと生涯で一度使うかどうか」といった英単語まで覚える必要があるので、多く覚えるほどいいことになりますが、日常生活において考えれば、皆さんが想像する以上に少ない英単語数が頭に入っていれば、十分量を満たすことができるのです。

しかもその少ない英単語数の中でも、ある程度は学校教育で既に知っている英単語も含まれていて、今回掲載した英単語は「学校では習わないけれど、いざというときに知っていると助かる英単語」を補完するイメージで厳選をしています。
  
  
今回の本は実践内容をメインにしたかったこともあり、こうした話を含めて解説が最小限に絞られているため、今回は特別に書籍特典動画を書籍につけております。

書籍に特典をつけるのは、初出版の『1日10分速読トレーニング』と2冊目出版の『速読ドリル』のとき以来ですね^^

牧野先生と対談形式で、今回の英単語ドリルを最大限に活用できるようになる解説を動画でさせていただいており、上記の英単語数に関する詳細の話や、他にも今回発音に関する表記をカタカナ表記にしているのですが、この経緯や考え方なども特典動画で解説されています。(単純な和製英語のカタカナ表記ではなく、深い考えに基づいたカタカナ表記になっているんです、実は。)

このあたりの解説も踏まえた上で英単語ドリルを活用していただけると、語彙力の高め方はもちろんですが、英語力をさらにアップさせるコツも掴めるのではないかと思います。

書籍と併せて、ぜひご活用いただけたら嬉しく思います!
  
  

英文を速読するために

  
「英語の速読はできますか?」とか「専門書は速読できますか?」と聞かれることがあります。

ただ速読をする前提として、そもそも読む文章が普通に読めることが条件となります。当然ですが、普通に読むことができない文章は、速く読むこともできませんからね。

普通に読むことができるためには、そこに書かれている言葉が認識でき、意味がわかるようになる必要があります。

今回の本では、多くの方が関心を持っているであろう英語という分野で、たまたま英単語を題材に語彙力の高め方を実践する形になっていますが、学習方法自体は英単語に限らず、専門用語であっても同じです。

英文であれ、専門書であれ、速読をしたいならば、まずは語彙力を高める必要があり、その方法や実践イメージの掴み方は本書ですべて出し切ったつもりです。

本書で重要英単語を繰り返し覚えた後は、ぜひ自分自身が興味ある分野(英語に限らず)の語彙力を高めるために応用していただき、最大限に本書の活用の幅を広げていただければと思います。

(1日10分速読で英単語ドリル)
https://www.amazon.co.jp/dp/4815606536
  
  
最後になりますが今回、今までの出版歴で初めて、あとがきに謝辞文を記載することができませんでした。今回は編集者さん、監修者さんのみならず、監修者さんと繋いでくださった方やイラスト制作の方にもガッツリ入ってもらっていて、関係者の人数が桁違いに多くなったため、指定ページ数に全然入りきらなかったのです。当然ですが、感謝していないわけではないのです…。

そのため今回は、お世話になった方全員を奥付のクレジットに載せていただく形で代替させていただきました。過去に「あとがきは著者の人間性が出やすいところ」と伝えていたこともあったので、念のためこの場を借りてお伝えできればと思った次第でしたm(_ _)m
  
  



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ABOUTこの記事をかいた人

角田 和将(Tsunoda Kazumasa)

速読コーチ/ビジネス書著者/認定テクニカルアナリスト(CFTe®)

著書に6ヶ月で10万部を超えるベストセラーとなった「1日が27時間になる!速読ドリル(総合法令出版)」をはじめ、『速読日本一が教える すごい読書術』(ダイヤモンド社)、『出口から考えるFX』(パンローリング)などがある。著者累計は15冊で33万部超え。