ネットの情報収集で注意する事

ネット社会の現代、何かわからない事が
あった時は、まずネットで検索する人も
増えたのではないかと思います。
  
ただネットで調べた情報を
常に正しいものと思ってしまう人も
かなり多いのかなという
気もしています。
  
  
先日出版関係の方々と会話を
していたのですが、重版率の
話になりました。
  
重版というのは、初めに
出版した時の部数が
なくなりそうになった時に
追加で部数を増やす事で、
ざっくり言ってしまえば
「重版がかかる本=売れている本」
という見方ができます。
  
私はこの重版率というのは
大体2割程度だと思っていました。
  
つまり100冊新刊が出たら、
20冊位が重版になる、
という事です。
  
おそらくネット上で調べても
大体1~3割の間と考える人が多く、
あまり私もその事に疑問は
抱いておりませんでした。
  
  
しかしここ最近の重版率は
1割にも満たない状況のようなのです。
大体5%位との事でした。
  
実際に本を制作している
製本所の人からの情報との事で、
重版作業を実際にやっている
現場での情報なので、
信憑性は高いと思われます。
  
なぜそのような差が出たのか、
話を進めていくと、2000年代の時は
大体2割だったそうなのですが、
2010年頃に1割程度となり、
ここ最近はさらに半減といった感じで、
重版率は減少傾向にあるという事が
わかりました。
  
確かにここ最近、ビジネス書だと
5万部を超えるとベストセラーと
言われているのをちょくちょく見かけていたので、
数字感覚としてはそんな感じで
合っていたんだなと思いました。
  
  
つまり、ネットで調べた情報は
検索条件によっては、検索結果の上位に
古いものが多く表示される可能性があり、
特に統計数字的な情報は、
今に当てはめると状況が変わっている
事があるという事です。
  
  
なので、ネットで情報を調べる場合、
もちろん誰が発信しているかも重要ですが、
その情報がいつ発信されたものなのか、
その時系列を意識される事をお勧めします。
  
Google検索でも、期間指定で
検索を絞り込む事ができますので、
そういった機能も活用していくと
良いかと思います。
  
 

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ABOUTこの記事をかいた人

角田 和将(Tsunoda Kazumasa)

速読コーチ/ビジネス書著者/認定テクニカルアナリスト(CFTe®)

著書に6ヶ月で10万部を超えるベストセラーとなった「1日が27時間になる!速読ドリル(総合法令出版)」をはじめ、『速読日本一が教える すごい読書術』(ダイヤモンド社)、『出口から考えるFX』(パンローリング)などがある。著者累計は15冊で33万部超え。