出版観点から考えるビジネス書の限界点


本を読むだけでは全てを理解できない、という言葉を聞いた事があるかもしれません。

その本質にはいろいろあるのですが、本を出す側(出版側)の観点でそれを考えてみたいと思います。
  
  
まず出版するという事は出版社の立場からすれば、売れなければ会社を存続させられなくなるわけなので、売れる事は命題となってきます。

もちろん、売れる事=たくさんの人に読んでもらえる事になるので、決して悪い意味で捉えないで下さいね。

あくまでもそういう地合いがあるという事実だけ捉えて頂ければと思います。
  
  
それを前提に考えると、たくさんの人に本を読んでもらうためには、端的に言えば誰にでもわかりやすく読める本にする必要があるのです。

つまり、万人にわかってもらいやすくするためには、どうしても内容のハードルを下げなければならない側面が出てくるのです。

なので、ある程度のレベルまでは本だけでもレベルアップしていけるのですが、ある一定以上のレベルになると、本では追いつかない領域が必ず現れるという事になります。
  
  
そんなわけで、何かを学ぶ時、スタートアップ段階では本への投資を優先してお金を確保しておき、レベルアップの限界を感じたところで、セミナー等に行って体験型のレクチャーを受ける、といった流れで成長する考えを持つと、最短最速でスキルアップを図ることができるのではないかと思います。

実際、本に載らないようなマニアックな内容やハイレベルな内容は、セミナーやスクールなど、講師個人が開いている対面の場だと聞ける事が多いです。

対面型だと、より表では出せないような情報も聞きやすい環境になるので、情報を発信する立場から考えてみると、成長への最短ルートが見やすくなるのかもしれません。



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ABOUTこの記事をかいた人

角田 和将(Tsunoda Kazumasa)

速読コーチ/ビジネス書著者/認定テクニカルアナリスト(CFTe®)

著書に6ヶ月で10万部を超えるベストセラーとなった「1日が27時間になる!速読ドリル(総合法令出版)」をはじめ、『速読日本一が教える すごい読書術』(ダイヤモンド社)、『出口から考えるFX』(パンローリング)などがある。著者累計は15冊で33万部超え。