前回に続きまして、今回もう1冊、本の紹介をしたいと思います。
今回、紹介する本は「世界のVIPが指名する 執事の手帳・ノート術」という本です。私はノートこそ使いますが、手帳はまったく使わないので、興味は正直なところまったくなかったのですが><、速読ドリルでお世話になった編集者さんが関わった本との事で、とりあえず読んでみました。
すると、思いのほか考え方に共通するところがあったり、今までの自分が何気なくやっていたことで「なるほど」と思う観点がある等、良い本だなあと思ったので、ご紹介しようと思った次第です。
大富豪に共通する手帳の使い方?
以下、引用です。
私がこれまでに出会ってきた大富豪は、・・・、例外なく「未来」をよりよいものにするために手帳を使っていらっしゃいました。
スケジュール管理のことを考えると、常に流動的に動く予定を手帳のような紙の上で書こうとすると、めちゃくちゃになってしまうので、手帳よりもクラウド上でスケジュール管理するほうがいいだろう、と私は思っていたのですが、活用目的がそもそもズレていたことに、ここで気づきました><
この本の中で紹介されている具体的な手帳の使い方も、書き込む内容は極めてシンプルで、本当に○×レベルの一言書き込みで考えられています。著者の方が自分自身をあまりマメだと思っていないらしく(実際はそんなことないと思いますが^^;)、一言レベルで済ませていける考え方でノウハウが体系化されていること、あと使う手帳も100均のものというハードルの低さもあって、これまで紙の手帳を頑として使ってこなかった私ですが、使い始めようと思いました。
あと、手帳とノートの使い方というテーマでまとめられている本ですが、この本を読む上で、7つの習慣を事前に読んでおくと、さらに理解が深まると思いました。特に第3の習慣の考え方を踏まえた活用方法が述べられているので、この部分だけでも読んでから、この本を読むと、腑に落ちやすくなると思います。
7つの習慣についてはマンガ版もあり、よくビジネス書のマンガ版で見られがちな、マンガなのに文字だらけという感じは比較的薄い見た目なので、そちらでの事前インプットでもよいかと思います。
カレンダーは予定管理と○○○○管理
こうした手帳やノートの活用術では、どうしてもアナログなことがメインで書かれがちですが、この本ではノートと手帳以外に、アプリというデジタルツールを第3のノートと位置づけて、それに対する活用方法が述べられている点が、個人的にはかなり好感でした^^
「覚えることは機械に任せる」という考えをベースに持った上で書かれているので、デジタルとアナログを切り分けるポイントの見極めも理解できるようになると思います。
既に私は取り組んでいたことにはなりますが、カレンダーアプリを予定管理目的で使うと同時に、そのタスクを振り返るために使うという視点は、多くの人にとって、知っておかれたほうがよいポイントだと思いました。
どんな仕事もそうですが、基本的に過去の知見を元に、改善を繰り返しながら、よりよい作業をしていくのが仕事なのかなと思います。つまり過去をきちんと振り返ることができるからこそ、何をどのように改善していけばよいのかが明確に見えてきます。言い換えれば、過去の振り返りを曖昧なイメージだけでやってしまうと、曖昧な改善案になってしまいがちになるのです。
かといって、毎日日記を書くというのも、恐ろしく労力のかかる話になるので、元々スケジュールの予定を入れているところに、プラスアルファで実際の作業結果との差分だけを修正していくやり方について、この本の中で紹介されています。
記録をつけたり、データを入力する作業は基本的に労力が大きくかかるところではあるものの、よりよくしていくための主たる材料ともなるものなので、この労力を極力減らしていく発想は、スケジュール管理に関わらず、どんなところでも持っておくと自己実現力アップにつなげていくことができると思います。
最後に個人的所感
全体観としては、特に重要なポイントやノウハウが体系化されているところは図版イラスト化されているので、まずは図版イラストで描かれているページだけ見て、そこだけ実践するだけでも、結構変化はあるんじゃないかと思います。
私も取り組めるところから、とりあえず試してみていますが、時間的余裕の持たせ方の部分での意識に変化が出てきているような感じがしています。時間的な余裕を持たせすぎることもなく、ギチギチに詰め込むわけでもない、ちょうど良い感じのバランス感覚が養われつつあるような、そんな状況です^^
今のところ無理なく続けられていますが、仮にダメだったとしても、100均の手帳1つと考えれば金銭的リスクも100円ですし、時間的にもそれほど負担をかけないことを考えたノウハウになっているので、時間的リスクも最小限だと思います。立ち読みでも全然構わないと思いますので、何かピンと来るものを感じた方は、ぜひ一度読んでみることをお勧めします。
余談になりますが、関心や共感がまったくわかないと思うところに、何か自分が変わる大きなヒントがあると思うことが最近多いような気がしています。
もちろん自分で本を選んで買うのもよいのですが、こういった観点で考えると、やはり本の紹介って意味があるのかな・・・と、気持ちが揺れ動く、今日この頃。。。^^;
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