出版記念トークイベントに参加してきました


先週末は紀伊国屋書店札幌本店さんでのトークイベントに行ってきました。

よくよく考えてみると、いつもトークをする側で行っていて、聴衆側で紀伊国屋さんのイベントに行くのは初めてでした><

当然、書籍のトークイベントなので本に絡んだお話しだったのですが、内容の主旨自体は本に沿ったお話しがメインだったのと、他のブロガーさんが当日の内容をわかりやすくまとめられていたので、私は本に載っていない部分で、自分なりに頂いた理解をまとめておこうかな…と思います^^

(イベント後、速攻まとめられていて、忠実に再現されているなあ…と思ったブログ)
http://item-for-you.com/2018/02/17/annin-sapporo/
  
  

感情を揺さぶる文章が書ける要因

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スピーカーは「あんちゃ」さんというブロガーさんです。

(あんちゃさんのブログは以下)
https://www.mazimazi-party.com/
※下ネタ系がダメな方は見ないほうがいいかもしれません…><
  
  
昨年8月頃にVALUを通じて、札幌出身というご縁から知り合いまして、その時ちょうど脱稿直前というお話しだったので、発売を楽しみにしておりました。
(札幌で著者って、なかなか会う機会ないので・・・)

月に何十万PVと、私からすれば天上人のようなお方ですが、ブログを始めてからまだ数年ということで、ただただすごいなあ…と^^;
  
  
そして、ブロガー界隈の事にあまり詳しくないのですが、よく炎上されているらしいです笑

詳しい事はよく知らないのですが、知り合って以降、ブログを見ている限りでは正直あまり炎上するような文章を書いているようには見えなかったのですが、感情を揺さぶる文章を書くのが上手だなあ…と思っていました。

なので、負の感情の方向に動いた読者さんを起点に炎上しているのかな…と思いつつ、感情を動かす文章が書ける要因は何なんだろう…という事が気になっていました。
  
  
本書では

だから私は「書きたい」と思うことがあったら、早朝でも夜中でも書きます。そして「もっと文章書くのうまくなりたいなぁ」と常に思っているので、そのための勉強もしてきました。

とあるように、文章力を磨くための多大なる努力をされているのですが、同じかそれ以上に努力している人でも、月何十万PVは程遠いという人もいるような気がします。

おそらく文章には書き切れていないところに、違いを生み出している要因があるような気がしていました。
  
  
そして、トークイベントでお話しを聞いているなかで、その要因は「本をよく読んでいた」ことがあったのかなと思いました。

お友達が伝記に出てくる登場人物という位、控えめな感じだったと話されていたのですが、それだけ本を数多く、何回も読まれていたということだと思われ、それが感情を動かす文章が書けることに繋がっているのかなと。
  
  
私が速読を習っていた時に、先生からよく「小説を読め」と言われていました。

それは「イメージ力や感性(右脳)を鍛えるために」という目的で言われていたのですが、小説で書かれている文章は誰もがイメージしやすく、感情を動かす表現になっているので、表現力の幅が広がる意味でもいいものだと個人的に思っていました。

ただ、どうしても小説よりも評論やビジネス書系の本に興味が出てしまって、小説ジャンルはあまり読まなかったのです。

なので執筆をする度に、未だに編集者さんから「文章は正しいけれど、面白くない」と大抵言われます(無言の指摘含むT_T)

やっぱり売れている小説は、表現力を学ぶ視点で読んだ方がいいのかな…と思いながら、トークを聞いていました。
  
  

行動力やメンタルの強さの源泉

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私も本の中で行動することの大切さを書いていますが、「行動しろとは言うものの、なかなか行動できない…」と悩む人もいると思います。

特にあんちゃさんの場合、Amazonレビューの炎上なんかを見ていると、「普通のメンタルだったら速攻メンタル折れそう…」と思ってしまいます。

その行動力やメンタルの強さの源泉はどこにあるのか?
  
  
書籍の文章からは

「価値観が違うんだろうなって、スルーしてしまう」

「誰かに好かれるということは、誰かに嫌われるということ」

といった、少し言い方は失礼ですが「そうは言いましても、私にはそんなことできないっす…」といった内容で留まっていたので、それもトークから探れれば…と思って聞きながら考えていました。
  
  
で、トークの内容から垣間見えた結論としては、「ご縁」を大切にされているという事がメンタルの強さの源泉なのかなと思いました。

特に、リアルでの人との出会いをとても大切にされているような気がしたのです。

ブロガーというオンライン上で目立つ立場にあるけれど、行動の大きな変化となっているキッカケは、全てリアル環境での出会いが起点になっているように思ったのです。

例えば、会社で尊敬する先輩や元彼との出会いを起点に、本の表紙の吹き出しにもある「自分の人生、自分で決めてよくね?」という強固な軸が生まれているところとか。
  
  
書籍を100冊手売りしながら、直接読者さんに会おうとする著者さんって、そうそういないと思いますし、本の巻末の謝辞を手書きで入れようとする考えを持てるところなどからも、リアルで会っている人とのご縁を本当に大切にされているなあ…と思いました。

ちなみに本の「あとがき」は、比較的どの編集者さんもあまり手入れをする事がなく、良くも悪くも著者の素が出るポイントになるので、私が本を選ぶ時はまず「あとがき」を見て、謝辞の入っている本は目を通すようにしています^^
  
  
話を戻して、イベント内で特に印象的だったのは、精神的に辛い時、Amazonレビュー炎上の時にご両親から送られてきたLINEメッセージを見て励ましてもらっているというお話しをされていた時でした。

やはり精神的に支えてくれる人がリアルで身近にいると思える事はとても強いんだなあということを体感的に実感しました。
  
  

明らかに思い入れが違った本気ポイント

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そして今回のトークイベントで、私が一番印象深かったところが、一番最後にお話しされていた事。

本の裏表紙の帯に

あなたの背中を押す一冊!

という一言があるのですが、その言葉への思い入れです。
  
  
スライド上では「次はわたしが、前向きに自分の人生に挑戦するすべての人を応援します。」と掲げてお話しをされていたのですが、この時だけは明らかに発言の雰囲気が違ったように感じました。

トーク中、基本的に「~だと思います」といった、少しふわっとした言い方をされる事が多い印象を受けていたのですが、最後のこの話の時だけは、キッパリとした言い切り方、感情が表に出るような話し方に変わったのが、とても印象的でした。

もちろん全ての文章に対して本気だとは思いますが、この部分は特に、自分の感情を抑えられない位に本気の気持ちを持っているんだなと思いました。
  
  

やっぱり著者に会いに行く事はとても重要

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今回トークイベントに参加してみて改めて思った事。

それは「著者に会いに行く」って大事だなという事。

やはり書籍は書ける文章量に制限がある上に、自分がやっている事を100%言語化する事はとても難しい事(もちろん100%を目指して書いていくのですが)なので、行間の部分や無意識に前提としている事を探るのは、直接ご本人の話を聞きに行くのが一番速いなあ…という事を改めて実感いたしました。
  
  
今回は特に、私が普段関わる機会の少ない20代の方の講演ということもあって、普段はあまり考えないような事まで、いろいろと学ばせて頂きました。

また札幌か東京でこうしたイベントのタイミングが合ったら、参加してみたいと思います^^



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ABOUTこの記事をかいた人

角田 和将(Tsunoda Kazumasa)

速読コーチ/ビジネス書著者/認定テクニカルアナリスト(CFTe®)

著書に6ヶ月で10万部を超えるベストセラーとなった「1日が27時間になる!速読ドリル(総合法令出版)」をはじめ、『速読日本一が教える すごい読書術』(ダイヤモンド社)、『出口から考えるFX』(パンローリング)などがある。著者累計は15冊で33万部超え。