電子書籍と言うと、多数派を占めるのは現状、Amazon Kindleになるのかなと思います。
しかし、出始めの頃には「紙の本の終焉」的な位に、すごく普及するような雰囲気もありましたが、今のところ感覚的には全読者の1割、ひいき目に見ても2割も普及していないような感じが個人的にはしています。
実際、紙の書籍の方が、読んだ後の達成感が強いなど、電子版にはないメリットがいろいろあると思います。
ただ電子版も、紙の書籍よりもメリットが大きく引き出せる面があり、特にビジネス書の速読に関して言えば、電子書籍の方がやりやすくできるので、内容によっては電子書籍も有効に活用した方が良いのかなと言うのが私の考えです。
電子書籍はタブレット、スマートフォンで見るものと思っていませんか?
電子書籍というと、多くの人はKindle端末やiPadといった、タブレットを使って読むものだと思っているような気がします。
しかし、紙の本だと見開き2ページで広く文章を見渡すことができますが(読める読めないは関係なく)、タブレットを使ってしまうと文章表示できる範囲が1ページに限定されてしまうか、もしくは2ページ表示しようとすると、文字が非常に小さくなり、見た感じ読みにくいものになってしまうのです。
「電子書籍が読みにくい」と感じられる原因の一つがここにあると、個人的には考えています。
なので、私が実際に電子書籍を読むときにやっていることを一つ紹介すると、基本的に電子書籍はPCを使って読んでいます。
昔から使っていたからという理由だけで、深い理由はないのですが、私が使っている電子書籍はAmazon kindleです。
Kindleというと6インチ前後のタブレット機器をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、Kindleを読むためのアプリもWindows、Macともに提供されているのです。
【Kindkeアプリ ダウンロードサイト】
https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/fd/kcp
そして、電子版の文章を22インチ前後のワイドモニターで表示しています。
ワイドモニターを使うところがポイントで、全画面見開きで表示すると、かなり広い範囲の文章を一度に見る事ができるようになるのです。
つまり、先程挙げた電子書籍のデメリット「文章表示の範囲が狭くなる」ことが解消されるということです。
さらに、ワイドモニターにすることで、表示する文字サイズを少し大きくしても、十分な文章量を一度に表示することができます。
つまり、文字サイズを見やすいと感じるサイズに調整することによって、文章を読みやすく表示することができるようになるのです。
多くの人の場合、初期表示時の文字サイズより一回り大きい文字サイズで表示すると、速く読みやすい状態になります。
私自身もそのようにして表示しているので、電子書籍を速読したいと思っている方は、ぜひ一度試してみてください。
速読のトレーニング面から考えても、PCのモニターで電子書籍を読むことは、視野を広く取るという意味でトレーニングも兼ねながら文章を読めるのでお勧めです。
電子書籍関連の、このあたりの内容については、拙著「速読思考」で書いておりますので、ご興味ある方はご一読頂けたら嬉しく思います。
電子書籍で読みにくい本は紙で読む
ちなみに、マンガ版のビジネス書など、イラストがメインで入るような書籍は、文字サイズだけを変えることができない可能性大です。
あとは、かなり昔の電子書籍でよく見かけられたのですが「紙の本をスキャンしました」的な電子書籍も同様の可能性が高いです。
このような本は、紙の本で読んでいった方が読みやすいでしょう(というか、電子版だと読みづらすぎて、読む気がしなくなる可能性が高いような気がします^^;)。
ただ、かなり昔の、その当時の考えのままで、「電子書籍は読みにくい」と未だに思っている人も結構いらっしゃるのかな・・・と思います。
昔はこうした調整などもできず、ただ読みにくいとだけ言われていたのですが、ソフトウェアの世界は柔軟にその使い勝手を変えていくことができる世界なので、先入観で「読みづらい」と思うよりも、活用する方法を考え、活かせる場面では積極的に使うようにした方が良いと思います。
「これはダメ、あれはダメ」と考えるのではなく、適材適所で最適なツールを使い分けていく視点を持つようにしたいですね^^
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