あなたは診断もせずに処方の手段に悩んでいませんか?


今日の記事は若干長いかも(約3500文字)です><

ただ、いろんな意味で深い学びがあった機会だったので、最後までお付き合い頂けたら嬉しく思いますm(_ _)m
  
  
数ヶ月前になりますが、電磁波に関するお話しを聞く機会がありました。

最近は携帯電波が届かない場所の方が少なく、そこらじゅうでWifi電波も飛んでいて、昔とは電波環境が大きく変わっており、そういった電磁波関連で体調を崩される方が増えているようです。

ただ電磁波の影響については、科学的な根拠としてまだわかっていない事も多いことから、電磁波関連の規制を見ても国によってかなりバラバラです。
  
  
大ざっぱに分けると、「危ない可能性があるから、規制しよう」という考えと「危ないと立証されていないから、利便性を優先しよう」という考えがあるのかなと思っています。

ちなみに日本は後者寄りで、たとえば欧州圏だと、幼稚園や小学校の周辺に鉄塔を建てること自体が禁止されている国があったり、16歳未満の子供が携帯電話を使用するときはイヤホンを使うことが推奨されたりしています。

日本だと小学校の周辺に携帯基地局が建っている光景など、普通に見かけますからね^^;
  
  
ただ、これから2020年の東京オリンピックに向けて、Wifiスポットはさらに増やす方向に向かっております。

もし「電磁波は科学的に人体影響がある」となったら、wifiの電波は電子レンジと同じマイクロウェーブの領域の周波数、つまり電子レンジの中に常に人がいるような状態だという結論に至る可能性もあるわけです。

「そりゃマズいよね・・・?」というわけで、電磁波対策について興味が沸いたわけです。

やってみた電磁波対策

電磁波対策のグッズというのは、いろいろあります。

とりあえずいろいろ買って試しているところではありますが、その中でも僕が買った中で、目玉だったのがコレ!!


<ウェーブライダー>
wpid-2017100915355100-245349206.jpg
  
  
これは端的に言うと、人工的に発せられている電磁波の波長と逆周波数の波長を発生させて、波を干渉させることで有害な電磁波を消す、というものになります。

中学時代に、物理で音波の授業を聞きながら、「だったら逆波長の音波を出せば、騒音問題って解決できるって事?」と思っていたときのことを思い出しましたが、それと同じような考え方の仕組みの誠品が実際にあることに、ひとり無駄に感動してました^^;

「ウェーブライダー 電磁波」で検索すると、詳しい情報が出てきますので、ご興味ある方は調べてみて下さい。
  
  
で、実際使ってみた感じを購入前に確認させてもらったのですが、確実に空気感の変わる感覚があったので、「いいね^^b」と思って購入したのですが、自宅で使ってみると、どうも変化がないというか。。。

ただ、たとえば電波時計は何度調整しても、ウェーブライダーをつけていると初期状態にリセットされてしまう等、物理的な変化は確実に起こっていました。

しかし使用感が、購入前に確認したときと比べて明らかに違い、いろいろ原因を考えてみたのですが、よくわからず・・・。
  
  
そして、もう一つの対策として「スマートメーター」の交換というのを試みようとしていました。

スマートメーターというのは、これまで毎月検針員の人が電気使用量などを確認に来ていたあれを、通信で自動的にできるようにする機器なのですが、これも強い電磁波を発している可能性があると聞いていたので、「変えてみたらどうなるかな・・・」と思って、北海道電力さん(以降、北電さん)にお願いしてみたのです。

そしてこの時に、その原因が判明することになったのです。

電磁波対策の診断は、想像以上にシビアかも・・・

まずこの北電の人、尋常じゃないくらいに良い人でした。

なにより素晴らしいと思ったのが、こちらは単純にスマートメーターを元に戻してほしいという依頼をしただけだったのですが、まさかの当日その日にすぐに駆けつけてきた事。

お話しによると、やはり実際に電磁波の影響で体調を崩されている方は多くいらっしゃるそうです。もし本当にそうだとしたら、すぐにでも対策すべきという思いから、迅速な行動を取っているのだと思われます。
  
  
そして、メーター交換はもちろんだったのですが、電磁波計測器を持って来て、影響の可能性がありそうな場所を調べましょうか?ということまで提言してきて下さいました(もちろん無理強いではないです)。

まさかそんな事までしてくれるとは思っていなかったのですが、せっかくだったのでウェーブライダーを使っているときと使っていないときの磁場の変化を測定してみようということになりました。

ちなみに北電の人も「この対策グッズは初めて見ました」と話されていて、興味津々でした^^
  
  
今回測定に使っていた機器は以下。

https://www.hioki.co.jp/jp/products/detail/?product_key=671

で、ウェーブライダーを部屋でつけて、測定したときの数値が約0.95μT(約9.5mG)。

wpid-2017100911455400-245349206.jpg

ちなみに何もつけずに測定したときの数値を、画像に撮るのを失念しておりましたが、0.1μT(1.0mG)以下でした。
  
  
この数値に対する安全基準は、ネットで調べる限りだと、定まっているような定まっていないような・・・という感じだったのですが、厳しいと言われているスウェーデンの規制値で2.5mGだそうです。

・・・?
あれ・・・?

ウェーブライダーつけてるときの方が、数値が高い・・・><

むしろ、数字だけ見たら、つけていない時の方が安全・・・orz
  
  
何故だ・・・、何故だ・・・、と考えたのですが、大きく原因は2つあるという考えに至りました。

まず1つは、他にも電磁波対策をしていたこと。

電子レンジやパソコン、IH、電源などに、既に対策を施していたので、そもそも強い電磁波を発するもの自体がなく、干渉する元の電磁波が飛んでいなかったのではないかという考え。
  
  
もう一つは周辺域の携帯基地局などの電波塔が少なかったこと。

ウェーブライダーのお試し利用をした場所は東京だったのですが、東京は正直なところ、至る所に電波塔が立ちまくっているような環境です。

それに対して今回測定をした場所は札幌。周りには携帯基地局などの電波塔は、1箇所しか見当たりませんでした(※ただ鉄塔レベルの大きい電波塔ですが・・・^^;)。

これも、干渉する元の電波以上に、ウェーブライダーの電波が強く飛んでいるような状態になっていたのではないかという考えです。
  
  
今回のグッズは元々出張時に使うことを想定して購入したものなので、損したということではないのですが、やはりまず現状の環境を診断した上で、どこまでの対策を取る必要があるのかを考えるという、当然と言えば当然のことを踏まえながら、こうした対策はやるべきだと思いました。

電磁波に関して言えば、場所による違いはかなり大きいような感じもするので、短絡的に何でもかんでも使えば良いというわけではないことを思い知らされましたね^^;

いいヤツばかりじゃないけど、悪いヤツばかりでもない

今回、このような機会をくれた北電の人には本当に感謝です。こちらの要望はすぐに受け入れながらも、きちんと診断をした上で処方を考えようとする姿勢は、いろんな意味で学ばせて頂きました。

ときおり取り出す携帯の画面に、ご家族の写真が表示されていて、直接話されたわけではありませんが、自分の家族が電磁波の影響を受けていたら・・・という気持ちで、いろいろやって下さっている感じがとても伝わってきました。

おそらく、人体に有害な影響のある可能性があるスマートメーターを取り付けた会社の人間、という見方をされかねない立場にもあるのかもしれませんが、実際のところ「悪いようにしてやろう」と思っている人って、ゼロとは言いませんが、たぶんそんなに数多くはいないんじゃないかな・・・と思いました。
  
  
ちなみに、実際に電磁波の影響で体調を崩される方は結構いらっしゃるようなので、もし気になる節がある方は、一度自宅環境を診断してみた方が良いのかもしれません。

たとえば「磁界測定サービス」ということで、全国各地の電力会社で無料で診断してくれるものもあったりしますので。

ただこれも「電力会社の都合に良い診断しか出さないだろう」的な考えで否定されたら、それまでかなと思いますが、診断もせずに処方の心配だけしている方がよっぽど不自然のような気がするのは私だけでしょうか・・・?



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ABOUTこの記事をかいた人

角田 和将(Tsunoda Kazumasa)

速読コーチ/ビジネス書著者/認定テクニカルアナリスト(CFTe®)

著書に6ヶ月で10万部を超えるベストセラーとなった「1日が27時間になる!速読ドリル(総合法令出版)」をはじめ、『速読日本一が教える すごい読書術』(ダイヤモンド社)、『出口から考えるFX』(パンローリング)などがある。著者累計は15冊で33万部超え。