「わかった」と思った時に気をつける事

ビジネス書のレビュー等で
マイナスレビューとして、
「既に知っている内容だった」という事を
挙げているのをよく見かけます。
  
確かに、その人は既に知っている内容と
思っているかもしれませんが、
おそらくその人はその内容について
実践、習得はできていない
可能性が高いのです。
  
  
多くの人が陥りやすい事に
「知る」事と「習得する」事を
混同して考えてしまうという
事があります。
  
なぜ混同して考えてしまうのか?
  
それは一度知識を知って
「わかった!」と思うと、
「本当にその内容を実践しているか?」
という”確認作業”をしようとしなくなる
からです。
  
例えばクレジットカードは3枚に絞る
といった知識は私含め、多くの人が
伝えているので、その内容を見た時に
「そんな事は知っているよ」と思う人も
いると思うのですが、では実際に3枚に
絞って支出管理やポイント集約管理等が
できているか?と確認してみると、
実はやってないという人が多いのです。

物事を習得する事ならば
大抵の事には当てはまると思うのですが、
「わかった」と思う前までは
一つ一つの手順を確認しながら
丁寧に実践しようとしていたものが、
「わかった」と思った瞬間から
人は確認作業というものを
しなくなってしまう性質があります。
  
特に書籍に限って言えば、
著書「速読思考」でも伝えていますが、
本当の意味での理解を考えると
同じ本であっても、数年前には
気づけなかった理解が
今だと気づけるといった事もあり、
「そんなの既に知ってる」と思える事は
なかなかない事とも考えられるのです。
  
  
なので「既に知ってる」と思った時ほど、
「本当の意味がきちんと理解できているのか?」
「自分の理解が本当に合っているのか?」等、
”確認作業”に対する意識を
強く持たれてみる事をお勧めします。
  
 

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ABOUTこの記事をかいた人

角田 和将(Tsunoda Kazumasa)

速読コーチ/ビジネス書著者/認定テクニカルアナリスト(CFTe®)

著書に6ヶ月で10万部を超えるベストセラーとなった「1日が27時間になる!速読ドリル(総合法令出版)」をはじめ、『速読日本一が教える すごい読書術』(ダイヤモンド社)、『出口から考えるFX』(パンローリング)などがある。著者累計は15冊で33万部超え。