速読とは何か?

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・メールや文書などの確認作業を速く終わらせる
・なるべく短時間で資格試験に合格したい
・書類を高品質かつ速く作り上げる
・ほしいスキルが短い時間で身につく
・大量の知識を短期間でインプットして、専門家になる
・時間的な余裕を自在に生み出す

  
  
といった願望を持っているビジネスパーソンは多いと思いますが、速読をマスターすることによって、これらのことは可能になります。

私は実際に速読をマスターしたことによって、これらすべてができるようになりました。

好きなときに、好きな場所で、好きな人と、好きな仕事をしています。
  
  
この記事をお読みいただいているあなたにお伝えしたいのは、速読をマスターして得られるものは「時間」だということです。

そして、その速読は、普通に文章として読めるものであれば、誰でも必ずできるものになります。
  
  
速読と聞いて、どのようなイメージを持つかは人それぞれですが、ただ速く読めるようになるだけで終わらせるものではなく、あくまでも時間を生み出すためのツールとして、速読を使いこなせるようになっていただければと思います。

誰でも必ずできるもの

速読ができるというのは、パラパラ一度めくって、すべてが覚えられるようなものではありません。

過去にそういったことを思わせるようなセールスレターが出回っていたので、私も速読を始める前までは、そんなイメージを持っていましたが、それが速読だとしたら、ほとんどの人にはできないスキルになるでしょう。
  
  
極端な言い方をすれば、今時点であなたが1冊本を読むのに3時間かかっていたとして、それが2時間55分になったとしたら、それはより速く読むことができているわけなので、速読になります。

つまり、速読ができるとは、普通に読んでいる理解度で今より速く読んでいくことができることになるのです。

この「速読ができる」ということに対するゴール設定を、多くの人はとんでもなく高いところに設定しているので、「そんなことはできるはずがない…」と思ってしまう人が出てくるのかもしれませんが、そのように思っている人に限って、速読ができない人であったりします。

できない人のアドバイスを聞いてできるようになることはなく、そんなことで非常に高い効果を発揮するツールを手放すのは本当にもったいないなと思います。

(あわせて読んでほしい記事)
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本当の速読は「誰もが既にやっていること」の応用

では、速読ができるとはどういうことなのでしょうか?

端的にいえば、頭の中で音声化するのを止めることになります。

多くの人は、特に何も意識せず文章を読もうとすると、たとえば
「さわやかな九月一日の朝でした。」
という文章があったとき、「さ、わ、や、か、な・・・」と、一文字一文字なぞるように目で追いかけつつ、それを自分で自分に読み聞かせるように読んでいきます。

しかし、その音声化する処理の時間が省略されれば、その分速くなることは容易にイメージできると思います。
  
  
このようにいうと、「どうやってやるの?」と思いますが、実は日本語が読める人であれば全員、既にできていることなのです。

たとえばレストランにあるメニュー表を「メニュー表を読ませて」という人はあまりいません。基本的には「メニュー表を見せて」といいます。そしてメニュー表に書かれている内容はというと、文字が書かれているのです。

つまりこのとき、一文字一文字を目でなぞって読んでいるのではなく、言葉もしくは複数文字数を同時に見て、反射的に内容を理解しているのです。

たとえば「カフェラテ」という言葉を一文字一文字なぞって読むのではなく、言葉全体を見て、クリーミーなコーヒーカップがイメージされて理解できる、といった流れです。
  
  
速読の根本的な原理はこれです。

つまり、一文字一文字なぞって読んでいくのではなく、言葉を一つの塊として認識して読んでいくようにすることができれば速読になるのです

実際、目でなぞりながら音声化するのを止めるだけでも、読むスピードはかなりアップします。人によっては、それだけで2倍以上のスピードで読めるようになります。

拙著の帯で、非常に高い再現性が謳われることがあるのですが、それはみなさんが既にできることを応用したやり方をしているからなのです。

速読のコツをつかむのが速い人の特徴

これまで私は1000名以上の生徒さんを指導してきましたが、一つの傾向が見えています。

それは、速読を習得するまでにかかる期間は、男性よりも女性の方が短いということです。

これには一つの理由があります。それは、女性の方がイメージするときに活性化する脳(右側部分)が活性化しやすいからです。厳密にいうと、左右の脳をつなぐ脳梁と呼ばれる部分が、女性の方が大きく、脳全体がバランスよく活性化しやすいのです。
  
  
これが速読とどのように関係しているのか?

前述で説明した速読の原理から考えると、頭の中で音声化して理解するのをやめて、言葉や文章単位で反射的に意味をイメージするように読む、ということは、意味を理解するときにイメージする処理を使うことになります。

なので、正確にいうとイメージ力が強い人ほど、速読は習得しやすいことになるのです。

そういう意味では男性であってもイメージ力が強ければ習得は速い可能性が高いことになりますので、男性だからといって悲観的にならないでくださいね(笑)
  
  
ちなみにこうした男性脳、女性脳を、実際の性別に関係なく判断する方法の一つに、指を見る方法があります。

手のひらを下に向けて、指を合わせたとき、人差し指が薬指よりも長いと女性脳、短いと男性脳の傾向が強いといわれています。

つまり、男性でも人差し指が薬指よりも長いと、速読習得にかかる時間は短い可能性が高くなる、といった感じです。
  
  
いずれにしても、やり方自体は元々できることを応用していくだけなので、あくまでも習得までにかかる時間の長短の問題だけで、どちらがいいということではないのですが、自分を客観的に把握する意味で、参考になさっていただけたらと思います。

子供が速読を習うベストタイミング

速読を指導していると、「子供に速読を教えてほしい」と依頼されることがあります。

ただ私は原則、社会人にしか速読を指導していません。

なぜかというと、社会人に対して指導すべき速読のポイントと、10代以下の子供に対して指導すべき速読のポイントは大きく変わるからです。
  
  
その本質は語彙力にあります。

速読とは、普通に読んでいるときと同じ理解度で、より速く読むことです。

つまり、普通に読んでも理解できない文章は、速読をしようとしても読めないということです(当たり前といえば当たり前なんですが、意外とこれを混同してしまう人は多いです)。

大人でもわかる例でいうと、「アラビア語とかスワヒリ語を速読して」といわれても、文字を言葉として認識できないので、速読どころか読むことさえできないと思います。

子供の場合、日本語であっても言葉によっては同じ状態になる可能性がある、ということです。
  
  
このように考えていくと、速読を学び始めるのにベストなタイミングは中~高校生だと私は考えています。

この年代であれば、語彙力もそれなりにありつつ、一文字一文字をなぞり読む読み方から違う読み方に切り替えようと思えばすぐに切り替えられることができるので、塾や教室で定期的に速読を習おうとしなくても、速読本を読んで、ワンデイセミナーに参加して理解意識を合わせるだけでも十分、速読習得は可能だと私は思っています。

イントレ(私が主宰している速読教室)は社会人限定としていて、ご本人がよほど頼み込んでこない限りは原則、学生さんの指導を行っていない理由の一つはこのあたりにあります。
  
  
そうはいわれても、受験対策などを考えて「もっと早くから仕込みたい…」という親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、最年少で始めるにしても、小学4年生くらいからだと思います。それ以下(10歳未満)の年齢では、語彙力を磨くことを優先した方がいいです。

音読も「頭の中で音声化する癖がつかないように…」と考えず、積極的にやって、どんどん語彙力を高めることを優先しましょう。

もちろん、速読力を伸ばす観点で、速読の読み方に切り替わったときに、スムーズに速読の読み方に変えていける語彙力の高め方はあるのですが、それについては、また改めてお伝えしたいと思います。



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ABOUTこの記事をかいた人

角田 和将(Tsunoda Kazumasa)

イントレ講師/トレーダー/ビジネス書作家

著書に6ヶ月で10万部を超えるベストセラーとなった「1日が27時間になる!速読ドリル(総合法令出版)」をはじめ、「速読日本一が教える1日10分速読トレーニング(日本能率協会マネジメントセンター)」、「貯金ドリル(総合法令出版)」等がある。著者累計では6冊出版で20万部。執筆活動の傍ら、速読指導やMT4等でプログラムも書いて自動売買もやってます。