成功事例は不可逆と思う

成功するために、よく使われる手法として
「モデリング」というものがあります。
  
「真似ぶ⇒学ぶ」といった
言葉の派生のとおり、
うまくいっている人が
やっている事を完璧に再現すれば
同じアウトプット、つまり成功できる
という考え方に基づくものです。
  
実際、書籍などを見ても、
基本的には何かしらの成果を出した人が、
その成果を出すためにやっている事が
述べられています。
  
  
ただ、こういった情報から学ぶときに
注意した方が良いことがあります。
  
それは、成功している人が
みんなやっている事をやっても
必ずしも成功するとは限らない
という事です。
  
どういう事かというと、
成功している人がみんな
やっている事というのは、
成功している人からすれば、
それはやっていて当然のレベルの
事である可能性があるからです。
  
例えば、野球のバットを1日500回以上
素振りしている、と聞くと、
普通の人の立場だとすごいと思うかも
しれませんが、プロの選手だったら
おそらくみんなやっているような
事になるのです。
  
つまり「成功している人が
みんなやっている」という事は、
それをやったからうまくいくのではなく、
それをやるのは当然の上で、
プラスアルファの要素が加わった時に、
初めて一歩抜き出る事ができる
という事です。
  
  
なので、成功事例に習って学ぶことは
とても重要ではありますが、
ただそれをずっと繰り返しているだけだと
本当の意味での進歩はない事を
意識されておくことをお勧めします。
  
私も速読教室でよく言う言葉ですが、
まさに「守破離」の意識ですね^^
  
 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

この記事は、角田和将公式メルマガの
バックナンバー記事になります。
まだご登録されていない方は
是非この機会にご登録頂ければ
幸いに思います。

http://limixceed.co.jp/lp/mailmagazine/

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



========

【メルマガ登録】

https://mm.jcity.com/Register?u=limix&m=501
※セミナーやイベント開催時の案内などについては、メルマガが最速で発信される場になっておりますので、ご興味ある方は登録しておいていただければと思います。


【プロフィールなど】
プロフィール
著書一覧

お仕事の依頼や講演依頼
 お問い合わせフォームよりご連絡ください。
 ※日時や場所、依頼主旨など、分かる範囲で構いませんので、なるべく詳細をご記載いただければ幸いに思います。



ABOUTこの記事をかいた人

角田 和将(Tsunoda Kazumasa)

速読コーチ/ビジネス書著者/認定テクニカルアナリスト(CFTe®)

著書に6ヶ月で10万部を超えるベストセラーとなった「1日が27時間になる!速読ドリル(総合法令出版)」をはじめ、『速読日本一が教える すごい読書術』(ダイヤモンド社)、『出口から考えるFX』(パンローリング)などがある。著者累計は15冊で33万部超え。