先日SNSを見ていたら、様々な内容に対して、遺伝がどのくらい影響しているか?という記事が出回っていました。
http://netgeek.biz/archives/99094
元ネタとなった本は以下。
たとえば、最も遺伝による影響が大きい才能としては「音楽」が挙げられていて、これには素直に納得でした。
元々そう思っていたところはあるのですが、自分には全く才能がないと思っていたので、音楽ができる人はホントに尊敬してます。
ただ、ちょっと「?」と思った才能がいくつかあって、それは「数学」と「執筆」です。
記事の内容では、たとえば数学であれば遺伝の割合が8割5分くらいになっています。
自分で言うのも何ですが、数学は結構得意だった方でして、偏差値レベルで言えば基本70台で、僕の学生時代を知っている人ならばたぶん、みんなこの内容には”納得”と言ってもらえると思うレベルでした。
だから国語の偏差値が40を切るような成績でも、総合点で何とか大学には行けたわけですが^^;
受験レベルの数学は、解法パターンという名のツールをどれだけたくさん持っておけて、いろんな組み合わせができるか、によって解ける問題が大半なので、暗記5割、ツールの使い方練習5割といった感じになると私は考えています。
なので、確かに数学オリンピックを目指すようなレベルで考えると、それは遺伝的な才能なのかなと思えるところはあるのですが、必ず解がある受験レベルの数学であれば、才能よりも努力の領域の方が大きいと、記事を見たときに思いました。
また、執筆も遺伝が8割強となっています。
これも、たとえば小説のような芸術要素の強い分野で考えると、そうなのかなと思える部分はあるのですが、ビジネス書やエッセイ、ブログなどになると、芸術要素というよりは”わかりやすさ”であったり、論理性や一貫性といったところが求められるのかなと思います。
つまり、芸術要素は見る人の感性による評価領域も大きく、学びようがない部分が多くを占めると思いますが、論理的思考やわかりやすく表現する技術というのはいろいろ存在するので、学んで何とかなる部分が多く存在します。
なので、ノーベル文学賞や芥川賞、直木賞を目指すレベルで考えると遺伝が強く影響するかな…と思いますが、出版して5万部突破、10万部突破という目標だと、才能よりも努力の部分が大きいのかなとも思いました。
いずれにしても、こうした記事や内容を見たときに「あ~、遺伝次第で決まるんだ」と短絡的に考えるのではなく、目指す目標レベルと比較して、どのレベルを目指すときに才能の領域になるのか、努力次第で目指せる領域なのかを考えるようにした方が良いのかなと思いました。
スポーツにしてみたって、オリンピックで金メダルを取るために全員がスポーツをやっているわけではないと思いますし、それが評価の全てではないと思います。
遺伝的な才能の領域を考える前に、まず努力領域で伸ばせる限界点まで伸ばしてみるだけでも世界観は変わると、個人的には思った次第です^^
~追伸~
TSUTAYA三軒茶屋店さんで『速読ドリル短期集中編』がビジネスランキングで4位になっていたそうです^^
TSUTAYA三軒茶屋店さんではA0(?)の特大ポスターで展開して頂いており、いつも本当にありがたく思っている限りです。
読者の皆さま、書店の皆さま、本当にありがとうございます!!!
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