「知る」事のリスクを知る

特によくビジネス書を読まれる方に多いのですが、基本的に大半の人は分野は問わず、何かしらの知識欲を持っています。
  
しかし物事を「知る」という事に対するリスクを皆さん知っていますか?
  
  
もちろん知識を高めることは大切な事だと思います。
  
ただ、やたら物知りな割にそれほど何かで成功しているわけでもない人が結構います。
  
別にけなしているわけでもなく、こういった方は本当に真面目で勉強家なので、すごいはずなのですが、なぜか結果が伴わない事が多いのです。
  
  
その理由は、知った事によって「自分は分かった」と思ってしまい、それ以降、その知った事に対して起こす行動に対して、一つ一つを確認しなくなってしまうからです。
  
「既に分かっている事」と思ってしまうと知識欲が刺激されないので、それに対する関心もなくなり、知った事を行動する時に、自分が初めに解釈した理解内容だけで全てを実践しようとするのです。
  
簡単に言うならば、知ったつもりになった知識で行動を起こし、行動を改善するキッカケがない状態が出来上がってしまっているのです。
  
  
ではこういった「知る」事のリスクに対応するにはどうしたらよいか?
  
それは既に知っていると思っている知識も複数回反復学習する事と、行動に起こす時に、「本当に知識通り出来ているか?」を一つ一つ確認しながら行う事をおすすめします。
  
極端な例かもしれませんが、電車の車掌さんが指差し確認をやっているような感じですね。
  
「知る」と「理解」は別物なので、一生懸命勉強しているけれど、なかなか自己実現力が上がらない方はこの事を意識されると良いでしょう。
  
 

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ABOUTこの記事をかいた人

角田 和将(Tsunoda Kazumasa)

速読コーチ/ビジネス書著者/認定テクニカルアナリスト(CFTe®)

著書に6ヶ月で10万部を超えるベストセラーとなった「1日が27時間になる!速読ドリル(総合法令出版)」をはじめ、『速読日本一が教える すごい読書術』(ダイヤモンド社)、『出口から考えるFX』(パンローリング)などがある。著者累計は15冊で33万部超え。