私は書店さんにもよく行きますが、ブックオフなどの古本屋さんにもよく行きます。
確かにブックオフさん、経営が厳しいという記事を見かけることはありますが、何もこのような、パラパラめくって、たくさん本が読めまくってしまうみたいな、速読に対する偏見的なイメージを元にしたような動画でCM打たなくても、他にもっといい面がたくさんあるだろう…と思ったので、今回は古本屋さんの活用方法について、まとめてみたいと思います^^;
興味ない分野にも目を向けることができる
基本的に本を探すとき、たいていの人は自分が興味のある分野の棚に行って、本を探すと思います。
ただこのような感じで本を探し、情報をインプットしていると、頭に入る情報に偏りができてしまうんですね。
本から得られる気づきって、「なるほど」と思う事はもちろんあるのですが、人生を変えるような強い衝撃のある本は、むしろ自分が「この本、探しに行こう」と思って探し出した本よりも、むしろ何気なく書店内を散策しているときに、たまたま目に入ってきたような本だったりするのかなと思います。
今の時代、自分がほしいと予め思っている本を立ち読みすることは、書評サイトなどを活用すればできてしまいますし、買う事もネット書店でできるので、それだけが目的であればリアル店舗に行く必要はないのかもしれません。
ただ、リアル店舗で本を探していると、こうした自分が興味ないこと(=まだ自分が知らないこと)に目が向くことになり、自分が知らない領域のことを知ることができるので、さらなる成長ができるようになるのです。
このように、書店に似た空間で探せるメリットが古本屋さんにはあると思います。
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書店の特徴だけでなく○の特徴も意識する
普段読まない分野の本もたまに見る
絶版書があって、立ち読みまでできる
ただ古本屋には、リアル書店と決定的に違う点が一つあります。
それは書店では見かけない本や絶版書(既に売っていない本)が陳列されているということです。
書店も経営をしているわけなので、やはりある程度売れる本でなければ、ずっと陳列しておくわけにもいかない背景があります。
しかし売れない本がすべてダメな本かというと、必ずしもそんなことはありません。
たとえば、よく聞くのは、時代背景とマッチしていなくて、あまり売れないというパターンで、不景気のときはみんな今の会社に残ることを考えがちになるので、転職ノウハウの本が出ていてもあまり見られませんが、景気がよく、転職条件のいいときにそういった本が出ていたら売れていた、みたいな感じですね。
また、結構ニッチな分野や、マニアックな内容の本は絶版書になりやすく、ものによってはプレミアがつくほど希少価値の高い本になっている可能性があります。
こうした本はAmazonで買うこともできるわけですが、これを立ち読みして、今の自分に合っているかどうかを確認してから買う事ができる環境は古本屋にしかない、かなり大きなメリットだと思います。
このように、ベストセラーというよりはロングセラーの色が強い本(理解できる人は僅かだけど、その人にとってはドハマりしてしまうような本)を探す意味で、古本屋の存在はかなり大きいものになっていると私は考えています。
プレミア本を安値で買える可能性がある
最近は古本屋さんも、自身でネットショップを併設しているので、Amazonやヤフオクなどのサイトとそれほど乖離した値段にはなっていませんが、場合によっては、自分にとっての良書を安値で買うことができるときがあります。
もちろん新品で買うより安く買えるのが基本になっていますが、先程挙げた絶版書のような本はむしろプレミアがついて高額になっていることも多く、そういった本が安値で買える可能性が、古本屋さんにはあったりします。
たとえば買い取り査定で、本の保管状態(色あせ、折り目やマーカーの有無など)を優先している古本屋ならば、かなりのレア本が割安査定を受ける可能性もあるでしょうし、ビジネスパーソンがまったく訪れないようなエリアにビジネス書が持ち込まれ、そこで売ることになるとすると売れ残り状態になって、値下がりする可能性が上がったりします。
もちろんこれは、古本屋さんの店舗数分、違いがあるわけなので、逆パターン(ネットで買った方が安いパターン)も当然あるので、どの古本屋さんでもいいということにはならない点は注意が必要です。
そもそも特に日本の場合は、本の値段自体が安いので、安値で買うことはあまり意識しなくてもいい気がしますが、プレミア本ともなると、かなり高額になる場合もあるので、参考の一つとして知っておいていただいてもいいのかなと思います。
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