先日台湾の書店で立ち読みをしていた時、
児童書もチェックをしに行ったのですが、
全てが漢字(繁体字)の本でした。
当然と言えば当然なのですが、
日本だと子供向けの本は平仮名が多く、
漢字が多い児童書は「難しい本」と
反射的に思う人が多いと思います。
しかし台湾の子供は幼児の頃から
漢字の本を読むのが普通なわけで、
漢字が難しいと思っているのは
日本の大人の先入観だけなのかもしれません。
実際にそういう教育をしていくのが
良いかどうかは別として、
ここでの気づきが、
「知らない」と「難しい」は違うもの
だという事です。
そもそも知らない事というのは、
知ってしまえば知っている人と
同じ位置にはつけるのです。
著書でも都度書いていますが、
記憶や暗記があまり重要ではない
という理由もこのあたりにあって、
覚えてなければ、その知識をネット検索するなり、
本から引き出せれば、それを知っている人と
同じスタートラインには立てます。
そして「知っている」けど解決できなかったり、
答えが出せない事、そこからのフェーズが
「難しい」事になるわけです。
もちろん暗記力が高ければ、
情報検索する時間が最短になるので、
意味がないとまでは言わないのですが、
今後人工知能技術がさらに発達してきたら、
おそらくその恩恵も減る事と思います。
なので、仮に知らない事を見ても
難しそうとは思わず、まずは「知っている」
フェーズを通過する意識を持たれる事を
お勧めします。
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